Profile

東京の下町で生まれ育ち、フルタイムの会社員として走り抜けてきた日々。

2人目が生まれてすぐ、世界はコロナという暗いトンネルに入った。トンネルの向こうに光が見えてきた時、3番目を授かる。それを機に少しずつ私の世界は変わり始めた。

結婚を機に湘南に移住し、長女の出産と同時に一から建てたマイホーム。ずっと夢見ていた理想の生活を手に入れたはずなのに、自分の中に生まれる「違和感」と向き合わざるを得なくなったのは、あの閉ざされた時間があったからかもしれません。

当時、11歳、4歳、2歳。

長女の不登校をきっかけに、私たちは「家を売り、仕事を辞めて、家族で世界へ出る」という選択をした。

周囲からは無謀に見えたかもしれない。 でも、エンパス(共感能力)という気質を持ち、人の感情や環境に敏感だった私にとって、形あるものに縛られ続けることは、いつしか「呪縛」に変わっていた。

子供たちにとっては初めての海外。、私自身の難病、そして子供の重度の食物アレルギー。 山積する課題を抱え、不安に目を向ければ日本に居続けるという選択肢もあった。でも、1年間ただ「家族の時間」を過ごし、私たち5人の可能性を探したいという想いは私たちを身軽にした。

旅を終えた今、私の手元に残ったのは、家という器ではなく、

どこにも行かなくても全ての答えは自分の内側にあった。もう自分に嘘をつかないで生きていきたい。

という静かな決意。

物質的な豊かさに嘘をつくのをやめ、心に従うことで得られた、信じられないほどの幸福感。 今では、スーツケース一つで好きな場所へ行き、大切な人と笑って過ごす。そんな生き方が、私にとっての「正解」になっている。

人は簡単に過去を忘れてしまう。 だからこれは、未来の自分への投資であり、いつか大人になって壁にぶつかった3人の宝物へ贈る「お守り」

忘却に抗うための記録を、一通の手紙のような独り言として、ここに綴ることにする。

mami